2022.06.07
Q&A
【ウッドショック特集vol.1】住宅の価格これからどうなる！？ 不動産営業マンがリアルな現状を解説
こんにちは！ハウスドゥ/夢のおてつだいです。
食材の値上げラッシュが続くなど、物価高騰のニュースを目にすることが増えています。
これからマイホームを買いたいと思っている方にとって、物価高騰は気になる話題。
「ウッドショックのこともあるし、住宅の価格も上がっているっていうけどほんと？」
「家を買うなら、少し待った方がいいの？」
そんな不安や疑問をお持ちの方のために、今日はゆめてつの営業マンが解説！
住宅の価格がこれからどうなるのか、そして家を買いたいと思っている人が取るべき行動とは？
3回に分けて、Q&A形式でじっくり深掘りしていきましょう。
▶︎ウッドショックなどで住宅価格は右肩上がり
――Q.家の価格は本当に上がっているの？
A.家の価格が上がっているというニュース、よく耳にしますよね。
結論からお話しすれば、それは事実。
コロナの流行で、木材がなかなか日本に入ってこなくなったことを発端に
「ウッドショック」でここ数年、木材の価格は上昇しています。
それに加えて、今年に入ってからはウクライナでの戦争を受けて
ロシアからの木材も入らなくなり、ますます建材は不足。
ウッドショックは落ち着くどころかますます厳しい状況になっています。
今までは、なんとか在庫で回していたものの、輸入木材は次第に在庫が尽きつつあり、
国産の木材に切り変えて急場をしのいでいます。
けれど、国産の木材もそれほど豊富にあるわけではありませんから、
いつかは尽きることも予想されます。
そうなったときには、ますます木材価格は上昇していくでしょう。
――Q.木材以外も値上がりしている？
A.6月からは、木材だけでなくドアなどの建具メーカーも値上げを予定しています。
こうした住宅資材の値上がりはしばらく続きそうです。
また、一度上がった価格は、値上げの要因がなくなったとしても、なかなか下がりにくいもの。
そもそもこれまで住宅に使われてきたプレカット木材は、
材料が豊富にあったため、お値打ちにお届けできていました。
今回のウッドショックを機に、材料に対して適正な価格に・・・と揺り戻す動きもあるでしょう。
▶︎国産材に切り替わるならラッキー！ではない！？
――Q.外国産の木材から国産の木材に切り替わるならかえってラッキー！？
A.あながちそうとは言い切れません。
そもそもこれまで使ってきた輸入木材は、集成材といって
木が乾燥などで収縮するのをできるだけ抑える加工が施されているタイプ。
一方で、今回切り替わっている国産木材は、
無垢の木なのでどうしても季節によって膨らんだり縮んだりします。
無垢の木を使った家づくりが好き、という方なら良いのですが、
そうでない場合は、住み手にとっては悩ましいことも。
たとえば、木材の収縮によってクロスがヨレるなんてことも
無垢材を使う家では避けられません。
今回は、まずはウッドショックの現状を解説しました。
次回は、そんな状況の今。
マイホームを買いたいと思っている人はどんなことをすべきなのか。
その対策ととるべき行動についてお話しします。
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